ジェネリック医薬品を使ってみませんか

ジェネリック医薬品を使ってみませんか
富山県は、ジェネリック医薬品をより多くの方々に使ってもらうことを目的として、「ジェネリック医薬品を使ってみませんか!」というパンフレットを作成しました。
ジェネリック医薬品についての正しい理解が容易に深まる内容です。
待合室に置いてありますので、ぜひご一読ください。

ジクロフェナクNa錠25mg「YD」

ジクロフェナクNa錠25mg「YD」(山田歯科医院)

当院では、鎮痛剤(痛み止め)として平成22年5月からジェネリック医薬品である「ヨウフェナック錠」を処方していますが、今月から、このお薬の名称が「ジクロフェナクNa錠25mg「YD」」と変更になりました。
お薬の成分・効能に関しては全く変更はありませんので、どうかご安心ください。

うがい薬に対するアレルギーで死亡

10月7日付の、Dental Tribuneは、英国の歯科医院で、治療前にうがい薬で洗口した患者が、アナフィラキシーショック死亡した事例があったことを報告しました。

30歳の女性の患者が、前週に抜歯した場所の痛みの処置のために歯科医院を受診し、処置の前に洗口剤でうがいをしたところ、即座に口のなかのかゆみと灼熱感を訴え、診療台から崩れ落ち、その後死亡しました。
検死で、洗口剤によるアナフィラキシーショックによる死亡と判断されました。
この患者は、生前アレルギーに関する既往を訴えたことはありませんでした。
患者が使用した洗口剤には“クロルヘキシジン”という成分が含まれていて、これがアナフィラキシーショックの原因であると考えられています。

わが国では、口腔粘膜に直接クロルヘキシジンを使用することは禁止されていますが、軟膏剤や洗口剤にこの成分が含まれていることもあります。
今後は、この事例によって、洗口剤へのクロルヘキシジンの添加が、見直されるかもしれません。

ジェネリック医薬品へ移行

ヨウフェナック錠(山田歯科医院)
これまで、当院で鎮痛剤(痛み止め)として処方していた「ボルタレン錠」を、5月からジェネリック医薬品である「ヨウフェナック錠」に変更しました。
効能・成分や使用上の注意は「ボルタレン錠」と同じです。
この薬を製造販売をしているのは、アイススケート選手村主章枝さんのスポンサーになったことで、一躍有名になった富山の製薬会社「陽進堂」であることは、購入して初めて知りました。
なんとなく、私もスポンサーの一翼を担っている気分です。

血液サラサラのお薬と歯科治療(2)

去る3月5日から開催された第74回日本循環器学会総会・学術集会の委員会セッションで、昨年5年ぶりに改訂された「循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改訂版)」の要点を、このガイドラインの作成班班長である大阪府立成人病センター総長の堀正二先生が解説しました。

今回のガイドラインでも、歯科における抜歯と「血液サラサラのお薬」との関係は、今までと同じで、
クラスIIa (有益/有効であるという意見が多いもの)
 1 至適治療域にPT-INRをコントロールした上での、ワルファリン内服継続下での抜歯
 2 抗血小板薬の内服継続下での抜歯
という、分類になっています。

 ただ、堀先生はこの点について特にコメントし、「クラスI(有益/有効であるという根拠があり、適応であることが一般に同意されている)とはしていないが、基本的にはPT-INRコントロール下でのワルファリンおよび抗血小板薬の継続が原則」と解説しました。
また、「欧米のガイドラインでは継続投与がクラスIとされており、特にワルファリンを中止することで脳塞栓症のリスクが高まるので極力休薬は避けるべきだとし、休薬する場合は、調節可能なヘパリン投与で置換する。一方、抗血小板薬の代わりにヘパリンを投与してもメカニズム的に補うことはできないので、抗血小板薬を休薬する場合でも、中止期間はできる限り短くすることが必要」と解説しました。

以前お知らせしたとおり、当院でも内科の先生からの情報に基づき、休薬することなく抜歯を行っています。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品(山田歯科医院)
富山県後期高齢者医療広域連合は、このようなカードを加入者のみなさんに配布して、ジェネリック医薬品への移行をお願いしています。
ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に販売される、新薬と同じ有効成分、同じ効能・効果をもつ医薬品のことです。
ジェネリック医薬品2(山田歯科医院)
当院で処方しているお薬は、
1.新薬のみで、ジェネリック医薬品が発売されていないもの
2.ジェネリック医薬品が発売されているが、当院では処方していないもの
3.ジェネリック医薬品
の、3種類に分類されます。
2の「ジェネリック医薬品が発売されているが、当院では処方していない」お薬の場合には、ジェネリック医薬品へ変更することができます。どうぞお気軽にご相談ください、当院の説明に同意していただければ、処方箋をお渡ししますので、調剤薬局でジェネリック医薬品を処方してもらうことができます。

ボルタレン錠の使用上の注意について

ボルタレン錠(山田歯科医院) ボルタレン錠25mg

富山県感染症情報センターは昨18日、インフルエンザの県内定点当たり報告数は、29.67となり、警報レベルに近い値となっていると発表しました。
インフルエンザに罹患すると、多くは高熱を発しますが、この解熱(熱さまし)のために用いる薬剤に関して、重大な注意事項があります。
当院で鎮痛剤(痛み止め)として処方している「ボルタレン錠25mg」は、急性上気道炎(のどの痛みやせきなど)による解熱(熱さまし)に関しても、高い効能を有しています。ただ、インフルエンザ脳炎・脳症の患者に対し、解熱を目的として「ボルタレン錠」を使用した場合、予後が悪化する(生存率が低下する)報告があり、使用は禁忌となっています。
さらに、小児のウイルス性疾患(水痘、インフルエンザ等)に対しては原則として禁忌となっています。
インフルエンザが流行している時期ですが、当院から処方した「ボルタレン錠」をインフルエンザによる解熱(熱さまし)を目的として使用することは、絶対にしないでください。

薬物性口内炎

薬物性口内炎(山田歯科医院)

お薬を服用すると、その副作用として、まれに口内炎が発症することがあります。
重篤な薬物性口内炎は、その多くは抗がん剤の副作用として報告されていますが、抗菌薬(抗生物質等)、解熱消炎鎮痛薬(痛み止め)や抗てんかん薬のように医療機関で処方されるお薬のほかに、市販の総合感冒薬(かぜ薬)でも起こることがあります。
厚生労働省では、本年5月重篤副作用疾患別対応マニュアル「薬物性口内炎」を公表して、お薬の服用による口内炎を放置することなく適切に対処することを呼びかけています。
薬物性口内炎は、お薬を服用すると必ず起こるものではありません。ただ、副作用に気づかずに放置していると重くなり、健康に影響を及ぼすことがあるので、早めに「気づいて」対処することが大切です。

マニュアルでは、何らかのお薬を服用していて、
「高熱(38℃以上)」
「目の充血」
「口の中やくちびるのただれ」
「のどの痛み」
「皮ふが広い範囲にわたり赤くなる」
などの症状が認められた場合、放置せずに、ただちに医師、歯科医師あるいは薬剤師に連絡し、適切な処置を受けることが重要であると呼びかけています。

当院でも、抗生物質を処方した患者さんが、服用3日後から口じゅうに口内炎が発症し、服用中止で軽快した例があります。
お薬の服用後に、何らかの異常を感じたら、どんな些細なことでも必ずお知らせください。
当院は、医薬品・医療用具等安全性情報協力施設です。
医薬品等の副作用等を患者さんからの申告に基づき、随時報告しています。
あってはならない事故を、少しでも減らすためにご協力をお願いします。

医薬品の販売名、添付文書の内容等を知りたい時は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構
の医薬品医療機器情報提供ホームページ
から検索することが出来ます。

お薬手帳は1冊に

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富山県と富山県薬剤師会は、「お薬手帳は1冊に」というキャンペーンを始めました。
薬によっては、同じ種類の薬を重複して服用すると副作用が出現する場合があります。
また、異なった種類の薬の場合、単独で服用した場合には副作用はなくても、重複して服用すると副作用が出現する場合があります。
お薬手帳は、患者さんに処方されている薬の種類とその量を確認することでこのような事故を防ごうととして考えられたものです。
ところが、患者さんによっては、病院ごと・薬局ごとに複数のお薬手帳を持っているのに、その日にたまたま持っていた病院のお薬手帳しか提示されない方がいらっしゃいます。
これでは、患者さんが服用されているお薬を、すべて把握することは出来ません。
歯科治療の場合、鎮痛剤(痛み止め)を処方することが多くありますが、ほとんどの鎮痛剤には「他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。」との注意書きがあります。
腰痛・関節リウマチや変形性関節症などで整形外科等に通院されている患者さんに処方されている薬の中に、鎮痛剤が含まれていることが多くあります。
医科での処方をすべて把握できないと、歯科で鎮痛剤を重複処方して、不測の副作用が起きないとも限りません。
患者さん自身の安全のためにも、お薬手帳を1冊に集約して、すべての医療従事者がすべての薬の処方を把握できるようにしていただくように、お願いします。

血液サラサラのお薬と歯科治療

さる2月28日(土)、東京歯科大学水道橋病院血脇記念ホールにて、抗血栓療法患者の抜歯に対する医科・歯科のコンセンサスミーティングが開催されされました。
この会は、日本有病者歯科医療学会、日本老年歯科医学会、日本口腔外科学会の主催です。

 現在、日本循環器学会の「循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン」では、ワルファリンや抗血小板薬の服用を継続したまま、抜歯を施行することを推奨していますが、実際の臨床の現場では抜歯時に抗凝固薬や抗血小板薬の服用を中断している医師、歯科医師がいまだに数多くいます。
また、患者さんが自ら、これらの薬の服用を中断して歯科医院に受診されることも多くあります。
そこで医科と歯科による整合性のあるガイドラインを作成することを目指して、この会が開催されました。
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 医科側からは、発症すると致死率の高い重篤な血栓塞栓症を回避するためにも、抗血栓療法継続下での抜歯を望みたいとの意見がありました
 これに対して歯科側から、矢郷 香抗血栓療法ガイドライン推進ワーキンググループ長が、「抗凝固療法患者の抜歯に関する医師を含めたガイドライン案」として、以下のような提案を行いました。
(1)普通抜歯であれば、PT-INR3以下ならワルファリン継続下に抜歯可能
(2)抗血小板薬を併用している場合、両剤とも継続する
(3)PT-INRの測定は、原則、抜歯当日にする
(4)抜歯後、局所止血剤を使用し緊密に縫合し、圧迫止血する
(5)重度の肝機能障害、血液疾患を有する患者では出血のリスクが高いので、止血床などを準備するなど止血管理を慎重に行う
(6)局所止血方法で止血困難な場合には医師と連繋し、ワルファリンの中断、全身的な止血方法を行う

これらのお薬を服用されている患者さんは、自ら薬の服用を中断することは危険ですので、絶対にしないでください。
歯科医師は、歯科治療の内容と服用されている薬を総合的に判断して、患者さんにより安全な治療を行います。

本年1月24日には、富山県歯科医師会と富山県内科医会の共催で、同様な趣旨の会が開催されました。
患者さんがより安全な歯科医療を受けられるためにも、このようなコンセンサスミーティングを契機として医師と歯科医師の間に共通の認識が深まり、確かなガイドラインが一刻も早く作成されることを望みたいものです。

循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン

医薬品・医療機器等安全情報報告制度



すべての医療に携わる者は、薬事法に基づいて、医薬品又は医療機器の使用による副作用、感染症又は不具合の発生について、厚生労働大臣に直接報告しなければなりません。
これが、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度です。
当院は、医薬品の副作用等を患者さんからの申告に基づき、随時報告しています。
あってはならない事故を、少しでも減らすためにご協力をお願いします。

医薬品医療機器情報提供ホームページ

授乳中のお薬の服用と歯科治療について

国立育成医療センターが、授乳中に服用した場合、安全性が確立しているお薬と、有害性が確立しているお薬の表を公表しています。
これらの表は、さまざまな最新の医学的研究報告に基づいて作成された、医学的根拠に基づいた情報です。
かぜ薬や一般的な抗生物質をはじめ慢性疾患のお薬まで、母乳を飲ませても赤ちゃんに問題にならないお薬が、あげられています。
当院で、歯科治療の際に処方するお薬は、すべてこの「授乳中に使用しても問題ないとされる薬剤の代表例」の表に含まれています。
授乳中のお母さんも、安心して歯科治療を受けていただくことが出来ます。

●授乳中に使用しても問題ないと考えられる薬剤代表例一覧(PDFファイル151KB)
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/common/pdf/junyu-ok.pdf

●授乳中に使用できない薬剤の代表例一覧(PDFファイル58KB)
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/common/pdf/junyu-no.pdf

●国立育成医療センター
http://www.ncchd.go.jp/index.php