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伊勢神宮

黄砂の太陽(山田歯科医院)
黄砂のために太陽も日食のような様子となっている中、今年も伊勢神宮に参拝してきました。
昨年は掛け替え中だった宇治橋の工事も終わり、気持ちも新たに真新しい橋を渡ることができました。
伊勢神宮(山田歯科医院)
式年遷宮までには、まだ四年ありますが、宇治橋だけは終戦の混乱のため遷宮に先立って掛け替えられる慣例になったそうです。
往復600Km余りを走行した車は、風雨と黄砂のため全く悲惨な状況となってしまいました。
黄砂の汚れ(山田歯科医院)

糖尿病新診断基準(2)

新糖尿病診断基準(山田歯科医院)

日本糖尿病学会は昨10日、日本での糖尿病の新たな診断基準案を公表しました。本年5月の学術集会で正式決定する予定です。
糖尿病の新しい診断基準は、昨年の11月1日に行われた、「糖尿病の診断基準とHbA1cの国際標準化に関するシンポジウム」で提案されていて、その後、日本糖尿病学会で検討が続けられていました。
今回公表された新しい診断基準案は、基本的には昨年の提案を受けたものになっています。
HbA1cに重きを置いて一回の検査で確定診断をすることで、検査にかかる負担が軽減されてゆくことになります。

新診断基準
1] ④のHbA1cが6.5%以上(現在の日本の検査値表記で6.1%以上)で、かつ①、②、③のうち一項目を満たせば、即日糖尿病と診断する。
2] ①、②、③、④のうち一項目が基準値以上の場合は、後日の再検査で再度基準値を超えている場合は、糖尿病と診断する。(ただし、HbA1cのみで診断することはしないで、いづれか一回は血糖値が基準値を超えていることを必要とする。)
3] 再度の検査で、確定診断できない場合は、「糖尿病の疑い」として、経過をフォローする。

歯周病の病原菌が、死産の原因!

 米国のYiping W. Hanらは、妊婦の口腔内の歯周病病原菌により絨毛膜羊膜炎が惹起され、臨月の胎児が死産となってしまった事例を報告しました。
(原題:Term Stillbirth Caused by Oral Fusobacterium nucleatum Obstetrics & Gynecology (2010)115: p442-445)
 初産の臨月の妊婦が、「胎動が感じられなくなった」と緊急入院しましたが、残念ながら死産となってしまいました。妊婦は入院3日前から軽度の上気道感染症を患っていたものの、羊水漏洩・出血・異常子宮緊縮の既往歴はなく、出産前の各種ウイルス検査は、すべて陰性でしたが、妊婦は妊娠期間中、何度も歯肉からの出血を訴えていました。
 胎児には先天性の異常はなかったものの、胎盤は妊娠週齢を考えると相対的に小さく,子宮内膜の剥離層は壊死していました。胎盤培養試験では、口腔内細菌の一つであるFusobacterium nucleatumが検出され,胎児の肺や胃からも同じ菌が検出されました。DNA解析の結果、この細菌は、母体の口腔内の歯肉縁下プラークの中の菌と同一であることが確認され、この胎盤の細菌は、母体の口腔内に由来していることが、明らかになりました。
 これらの所見から、Han氏らは「口腔内の細菌を原因とする急性絨毛膜羊膜炎がおこり、この菌による内毒素血症で、胎児が突然死亡した」と結論付けました。

 歯周病が、早産・低体重児出産と関連があると1996年に報告されて以来研究が進み、最近は、歯周病は早産・低体重児出産のリスクファクターであることが広く認知されるようになってきていますが、今回の報告のように、歯周病の病原菌が直接胎児に影響を及ぼすという報告は殆どありませんでした。一方、歯周治療により、早産・低体重児出産が低減したとの報告は徐々に増えています。
 
 富山市では、妊娠期間中に一回の妊婦歯科健康診査を行っていますが、受診率はおよそ25%で、なかなか向上しません。
 少子化と妊婦の高齢化が急速な勢いで進行していますが、一人でも多くの赤ちゃんが健やかに誕生するためには、歯周病の予防・治療が重要であるとの認識を広めてゆかなければなりません。

未婚あるいは結婚に満足していない男性は脳卒中の死亡リスクが高い!?

 本年2月24日より米国のサン・アントニオで開催された国際脳卒中学会(International Stroke Conference 2010)で、衝撃的な報告がありました。

 テルアビブ大学のUri Goldbourt氏らは、結婚歴および結婚の満足度と脳卒中との関係を、イスラエルでおこなわれている1963年以降の虚血性心疾患試験を解析して、信じられない報告をしました。
原題:Unmarried Working Men and Unhappily Married at Age 40-65 Carry Excess Risk of 34-year Stroke Mortality)

 1963年から97年までの解析期間において、未婚男性の69.7%が死亡したのに対し、既婚男性は64.9%が死亡していました。このうち脳卒中致死率を求めたところ、未婚男性が8.4%、既婚男性が7.1%であることがわかりました。これを時間変数として脳卒中死亡時の年齢を用い、社会的経済的地位(SES)指標、体格指数、血圧、喫煙習慣、家族規模およびベースラインでの糖尿病と冠動脈性心疾患の有無について補正を行ったところ、既婚男性に対する未婚男性の脳卒中致死率のは、1.64倍となりました。
 また、結婚に対する満足度は、43%が「非常に満足している」、45%が「かなり満足している」、8%が「それほど満足していない」、3.6%が「満足していない」と回答していましたが、同様に脳卒中の致死率を補正したところ、「非常に満足している」と答えた男性を1とすると、「かなり満足している」と回答した人で1.18倍、「それほど満足していない」で1.09倍、「満足していない」人で1.64倍ということになりました。
 Uri Goldbourt氏らは、なぜ未婚あるいは結婚に満足していない男性の脳卒中死亡リスクが高いのか、さらに検討を重ねると結んでいます。

脳卒中を回避するには幸せな結婚生活が一番ということです。
結婚は人生の墓場と揶揄しながらも、結婚生活で脳卒中を本能的に回避するオトコの刹那さが哀れ!
でも、女性の解析結果が報告されていないのはなぜなんだろう?
 …ぼやき…