FC2ブログ

ムシ歯菌で脳出血リスク4倍に!

大阪大学歯学部や浜松医科大学などから構成される研究チームは、脳出血を引き起こす危険性が高い特殊なムシ歯を発見し、9月27日付の英国科学雑誌電子版ネイチャー・コミュニケーションズで発表しました。
このムシ歯に感染した人が高血圧になったり喫煙したりすると、脳出血の発症率が高まるという大変興味深い内容で、ムシ歯菌が脳出血の危険因子となるという初めての発表です。
The collagen-binding protein of Streptococcus mutans is involved in haemorrhagic stroke
Nature Communications 2, Article number:485 doi:10.1038/ncomms1491

このグループは、ムシ歯の原因菌の一つであるStreptococcus mutansの中から、皮膚や血管などにあるコラーゲンと結合するタンパク質を作る特殊な種類のものを発見しました。
グループは、ヒトから採取したこの特殊なムシ歯菌をマウスに感染させて脳の血管内皮に傷をつけると、この菌が血管内皮細胞のコラーゲン層に集まり、この特殊なタンパク質がコラーゲン層に結合すると、層を溶かす酵素が活性化するほか、血を止める血小板の凝集を妨げ、出血を起こすことを確認しました。
脳出血患者74人を調べると27%がこの菌に感染していました。一方、健康な人35人でも9%が感染しており、この菌に感染することで脳出血の危険性は4倍高まることがわかりました。
この菌に感染していてもすぐに脳出血を起こすわけではありませんが、高血圧や加齢・喫煙で血管内皮が弱ったり、傷ついたりすると、脳出血の発症率が上がると考えられます。

現在、歯科診療室では、唾液や歯垢を用いてムシ歯や歯周病のリスクを測定する検査を行うことはできますが、大まかな菌の種類を検出することはできますが、このような特殊な菌種の特定はできません。将来的にはこれらの検査で、この特殊なムシ歯菌を特定することができれば、脳出血予防のための口腔ケアが一般的になることと思われます。

秋渓(大島秀信)

秋渓(山田歯科医院)

大島秀信画伯による、立山連邦の四季の絵のうちの一枚、「秋渓」です。
称名滝下の八郎坂からの紅葉の眺めのイメージでしょうか。
雄山には、もう雪がかぶっています。

東北AID 東日本大震災復興支援チャリティーフェスティバル

東北AID(山田歯科医院)

9月19日(月・祝)正午より、オーバード・ホールで、「東北AID 東日本大震災復興支援チャリティーフェスティバル」が開催されます。
この催しは、富山から東日本大震災の被災地へ救援物資を届ける活動を続けている“東北エイド実行委員会”が被災地の救援活動の一助になることを願って開催するコンサートで、富山を拠点に活動を行っているアンデス民謡グループ「Wayno」を中心に県内や被災地のプロ・アマ様々なアーティストが演じます。また、被災地の現状をお知らせする写真展や、バザーなども併設されます。
遠く富山からも、復興の支援の輪が広がることを期待したいものです。
お問い合わせ先は、「東北エイド実行委員会」 090-8263-7554(カワブチ)です。