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平成21年人口動態統計

9月2日に厚生労働省が発表した平成21年人口動態統計(確定数)によりますと、平成21年の死亡者数は114万1865人で前年に比べ542人減少しました。
死因別の死亡者数では、「悪性新生物」が34万4105人(30.1%)で最も多く、以下「心疾患」、「脳血管疾患」の順で、この死因順位はここ数年間は変わっていません。

「悪性新生物」で亡くなった方のうち、「口唇、口腔及び咽頭の悪性新生物」で亡くなったっ方は6546人で前年に比べ37人減少しましたが、人口10万対死亡率は5.2で前年と同じでした。
男女別死亡者数は、女性1859人に対し男性は4687人と2.5倍で、人口10万対死亡率では女性が2.9に対して男性は7.6であり2.6倍高くなっています。
この数字は、飲酒・喫煙が口腔がんのリスクファクターであるということを如実に反映していると思われます。

口腔がんは、自分自身で観察することができるガンなのですが、受診される患者さんの多くは末期になってしまっています。
早期発見・早期治療が良好な予後につながる唯一の道です。
富山市歯科医師会が作成したパンフレットには、口腔がんに関する簡単な解説とセルフチェック項目が記載されています。
市内各歯科医院にありますので、一度手にとって、ご自分のお口を観察してみてください。
また、このパンフレットは11月14日に開催される、「健口フォーラム2010」の会場でも、来場された方々に配布されます。
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